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本ブログでは、イタリア医学部留学をサポートするため、イタリア医学部に上位合格した現役イタリア医学生だからこそ分かるイタリア医学部入試情報やイタリア医学部での生活について発信します。執筆者のmirunote留学の共同代表 Nobu のプロフィールはこちらから。
IMAT(イタリア国立医学部英語コースの入試)を受験する上で過去問は最強の教材です。「過去問は最良の問題集」と言われるように、IMATでも試験の傾向を把握できる重要なツールです。
IMATの過去問は2011年度から実施されており、IMAT2024までの14年分の過去問があり、過去問と解答を無料で利用できます。
とはいえ、イタリア教育省(MIUR)のオリジナル版の過去問は解答が選択肢Aであり、使い勝手が悪く、解答シャッフル版は留学エージェントやサイトのロゴなどが入っていることが多く、過去問演習用の教材として利用する際には非常に煩わしいです。
「もっと使いやすい過去問はないか?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、IMAT2011からIMAT2024までの過去のIMATの入試問題(オリジナル版と解答シャッフル版)を、PDF版で無料ダウンロードできるようにまとめました。
過去問と解答には、当サイトのロゴなどは一切入っていないため、過去問演習に最適です。また、解答シャッフル版(mirunote版)のIMATの過去問に対応した日本語解説の入手方法も解説します。

2位合格者が過去問を解き始める時期や過去問を解く際に気をつけるべき3つのポイントもまとめました!
それでは本題に入ります。
IMATの過去問には2種類ある

IMATの過去問には2種類あり、解答の選択肢が異なります。
- オリジナル版(解答がすべて選択肢A)
- mirunote版(解答がすべてランダム)
とりあえず問題を見てみたいという場合は、解答がすべて選択肢Aのオリジナル版でも良いですが、過去問演習などに利用する場合は解答がすべてランダムのmirunote版がオススメです。
それぞれの過去問の特徴を解説します。
オリジナル版(解答がすべて選択肢A)
オリジナル版は、イタリア教育省(MIUR)が作成したオリジナル版が無料公開されています。特徴として、すべて解答が選択肢Aになっています。
解答が最初からわかってしまうので、実際に問題を解くことを想定しておらず、「問題をみてみたい」という用途以外には適さない形です。
mirunote版(解答がすべてランダム)
mirunote版は、解答の選択肢がすべてランダムになっている、mirunoteが作成し直した問題です。オリジナル版と同じく無料でご利用いただけます。
解答が完全にランダムになっており、選択肢Aが答えということはないため、過去問演習をする際に役立ちます。そのため、過去問を解く際には、mirunote版の利用を推奨します。
また、mirunoteの講師陣が作成したmirunote版に対応した解答・日本語解説もご用意しており、過去問演習の学習を効率化できます。
IMATの過去問・解答・日本語解説一覧

mirunoteでは、イタリア教育省(MIUR)が公式サイト上で公開しているオリジナル版と私たちが作成したmirunote版それぞれの過去問・解答・日本語解説をご用意しました。
どちらの場合も煩わしい会員登録などは不要で、無料で過去問・解答をご利用いただけます。
オリジナル版とmirunote版のどちらをご利用いただいても構いませんが、実際に過去問を解いてみたいという場合は、「mirunote版」を推奨します。
それぞれの入手方法を解説します。
オリジナル版の過去問・日本語解説一覧
イタリア教育省(MIUR)が公式サイト上で公開している解答がすべて選択肢Aのオリジナル版のIMATの過去問と日本語解説(簡易版)は、下記から入手できます。
オリジナル版の日本語解説(note版)は問題の解き方を簡潔に記した簡易版のため、詳細をご希望の場合は、mirunote版の日本語解説(PDF版)の利用を推奨します。
IMAT2011の過去問 IMAT2011の日本語解説(簡易版)
IMAT2012の過去問 IMAT2012の日本語解説(簡易版)
IMAT2013の過去問 IMAT2013の日本語解説(簡易版)
IMAT2014の過去問 IMAT2014の日本語解説(簡易版)
IMAT2015の過去問 IMAT2015の日本語解説(簡易版)
IMAT2016の過去問 IMAT2016の日本語解説(簡易版)
IMAT2017の過去問 IMAT2017の日本語解説(簡易版)
IMAT2018の過去問 IMAT2018の日本語解説(簡易版)
IMAT2019の過去問 IMAT2019の日本語解説(簡易版)
IMAT2020の過去問 IMAT2020の日本語解説(簡易版)
IMAT2021の過去問 IMAT2021の日本語解説(簡易版)
IMAT2022の過去問 IMAT2022の日本語解説(簡易版)
IMAT2023の過去問 IMAT2023の日本語解説(簡易版)
IMAT2024の過去問 IMAT2024の日本語解説(簡易版)
※ 解答はすべて選択肢Aであるため、解答はありません。
mirunote版の過去問・解答・日本語解説
mirunote版は実際のIMATと同じように解答がすべてランダムとなっています。選択肢Aが答えということはないため、本番を想定した練習が可能です。
また、IMAT2位合格者をはじめ、上位合格者のmirunote講師陣が共同で作成した詳細な日本語解説をご用意しており、詳細な解説のもと、効率的に過去問演習をおこなえます。
IMAT2011の過去問 IMAT2011の解答 IMAT2011の日本語解説
IMAT2012の過去問 IMAT2012の解答 IMAT2012の日本語解説
IMAT2013の過去問 IMAT2013の解答 IMAT2013の日本語解説
IMAT2014の過去問 IMAT2014の解答 IMAT2014の日本語解説
IMAT2015の過去問 IMAT2015の解答 IMAT2015の日本語解説
IMAT2016の過去問 IMAT2016の解答 IMAT2016の日本語解説
IMAT2017の過去問 IMAT2017の解答 IMAT2017の日本語解説
IMAT2018の過去問 IMAT2018の解答 IMAT2018の日本語解説
IMAT2019の過去問 IMAT2019の解答 IMAT2019の日本語解説
IMAT2020の過去問 IMAT2020の解答 IMAT2020の日本語解説
IMAT2021の過去問 IMAT2021の解答 IMAT2021の日本語解説
IMAT2022の過去問 IMAT2022の解答 IMAT2022の日本語解説
IMAT2023の過去問 IMAT2023の解答 IMAT2023の日本語解説
IMAT2024の過去問 IMAT2024の解答 IMAT2024の日本語解説
※ 会員登録は一切、不要かつ無料です。
IMATの過去問はいつ解くべきか

人それぞれタイミングがあるかと思いますが、私個人としては、IMATの受験を決めた段階で真っ先にIMATの過去問を解き始めることを推奨しています。
理由はいくつかありますが、IMATの出題形式に慣れるため、現在のレベルを把握するためなどが挙げられます。IMATの出題傾向や問題形式・出題科目は、日本の大学入試とは異なるため、試験対策を本格的に始める前に知っておくべきでしょう。
また過去問を活用すれば、弱点の把握だけでなく、合格最低点との比較で志望校の決定の参考にすることもできます。ただし、mirunoteでは、入学後・卒業後のことを踏まえた志望校選びを推奨しているため、合格最低点だけで志望校を決めることを推奨しておりません。
mirunoteが推奨する志望校の選び方は下記記事をご覧ください。
過去問を解く際は「新しい年度」から解く
IMATの過去問を解く際は、最新年度から解き始めることをオススメします。
理由としては、過去問の科目ごとの問題数が度々変更になっており、現在の試験と同じ配分である年度が少ないことが挙げられます。例えば、IMAT2023とIMAT2024は科目ごとの問題数は全く同じですが、それ以前の入試とは異なります。
IMAT2022以前とIMAT2023以降の違いは、下記記事で解説しています。
リンク
また、他にもIMAT2011とIMAT2012では問題数が80問(現在は60問)であり、その内訳も論理的推論(Logical Reasoning)と判断推論(Problem Solving)などの理系科目以外が半分程度を占めている(現在は、理系科目が得点の多くを占めている)など、異なります。
IMATの過去問を解く際には、これらに注意をして、解き進めてください。
過去問を解く際に気をつけるべき3つのポイント

IMATの過去問を渡されただけでは、どうやって問題を解くのが効率的なのか悩まれているかもしれません。ここからは、IMAT2位合格者が過去問を解く際に気をつけた3つのポイントを紹介します。過去問を有効活用する際の参考にしてみてください。
- 入試本番を想定して過去問を解く
- 最後まで問題は解き切る
- 解けなくてもOK。家庭教師の依頼も可
それでは、それぞれの過去問を解く際の注意点を確認します。
1. 入試本番を想定して過去問を解く
IMATの過去問を解く際には、入試本番を想定して、入試本番と近い環境で過去問を解くことをオススメします。ちなみに私は下記のような準備をしてから、過去問を解きました。
【本番に近づけるために私がしたこと】
- 入試本番と同様に、問題用紙・解答用紙をすべて印刷し、黒ボールペンを使用する
- マークする時間も含めて制限時間内に問題を解く
- 自宅では緊張感がないので、制限時間を入試本番より10分短く設定する
などなど…(詳しくはnote記事に記載しています。)
入試がまだ先である場合にも、これらの試験本番を想定して問題を解くことで、入試本番の形式に慣れ、数が限られている過去問を有効活用できます。また、IMATでは解答用紙の記入方法が特徴的であるため、事前に練習しておかないと、本番でミスする場合もあります。
可能な限り、本番での状況に近づけた上で、過去問を解くことを推奨します。IMAT解答用紙へのマークの仕方(記入方法)は下記記事で解説しています。
2. 日本語解説を利用して「間違えたポイント」を洗い出す
過去問を解き終えたら、すぐに丸つけと解き直しをおこなってください。
過去問を利用する理由はIMATの形式に慣れるためなど、過去問を解くことそのものもありますが、過去問の間違えたポイントを洗い出し、自分の弱点や知識・解法が曖昧な部分を見つけて、それらを重点的に対策することも理由の1つです。
ケアレスミスであるならば、どうすればケアレスミスがなくなるのかを考えなければなりませんし、十分な理解がないのであれば、mirunoteの教材やオンラインコース、個別指導などを利用して、問題の関連知識を含めて知識・解法パターンを習得する必要があります。
この作業をどれだけ細かくおこなえるかが今後の受験勉強を効率化できるかにかかっています。IMAT2位合格者が実践した具体的な過去問の活用方法は、下記記事で解説しています。
また、mirunoteが作成したIMATの日本語解説の購入方法・利用時の注意点、お得な割引クーポンに関する情報などは下記記事で解説しています。
3. 解けなくてもOK。家庭教師の依頼も可
IMATは、英文読解や論理的推論・判断推論・一般常識などの文系科目や理系科目(生物・化学・物理・数学)など、多岐にわたる科目・分野の総合力を問う入試問題です。そのため、何も勉強せずに安定して志望校の合格最低点を超えられる受験生は稀です。
私も初めて過去問を解いたときは30点/90点くらいでかなり低い点数でしたが、それでも4ヶ月の入試対策で点数を30点以上あげて、IMATに2位で合格しました
解けなくても諦める必要はありません。基本的には、「知識が不足している」「そもそもその科目を勉強したことがない」という場合がほとんどです。それらの分野・科目を正しく対策すれば、入試での点数は上げられます。
とはいえ、状況によっては今年の試験に合格できないかも…」「何年勉強しても合格する気がしない…」という場合もあるかもしれません。そういう場合は、IMAT2位合格者をはじめ、イタリア医学部上位合格者が在籍する mirunote個別指導をご利用いただければ、スケジュール管理や入試までの勉強に利用する教材・勉強方法を含めて、入試まで徹底的にサポートします。
受け持てる生徒数に限りがありますので、ご希望の方はお早めにお申し込みください。
まとめ:IMATの過去問を利用して入試対策を始めよう

ここまで、IMATの過去問と解答の無料配布のご紹介とIMATの過去問を解く際に気を付けるべきポイントを解説しました。
多くの受験生がIMATの過去問を軽視しがちですが、過去問をやり込むことで、問題形式・問題の出題パターンに慣れるだけでなく、出題傾向や自分の苦手分野・苦手な問題の把握などができるため、非常に有用な勉強ツールです。
私自身、過去問を徹底的にやり込み、過去問の問題をすべて解け、関連知識もすべて完璧に理解した状態で試験に臨めたことことが、2位で合格できた理由の1つであると考えています。
IMAT2位合格者が実践したIMATの過去問の活用方法は下記記事で解説しています。
この記事では、過去問演習の注意事項やよくあるご質問への回答も含んでおり、これを読むだけで2位合格者の過去問演習の方法が手に取るように分かります。
また、IMAT上位合格者によるマンツーマンの授業によるオンライン家庭教師などの入試対策サポートをおこなっています。受け持てる生徒様の数に限りがありますので、ご希望の方はお早めにお申し込みください。月額プランだけでなく、スポット(単発)のご利用も大歓迎です。
今回は、以上です。