IMAT2025の募集定員まとめ【2024年度との比較も上位合格者が解説】
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本ブログでは、IMAT(北部の国立医学部)に2位合格・難関イタリア私立医学部3校に上位合格したmirunote個別指導塾長だからこそ語れるイタリア医学部の入試対策・入試情報・入試攻略法について発信しています。執筆者のプロフィールはこちらから。
IMATを受験する際は必ず知ってくべき情報の1つが、大学ごとの「募集定員」です。
イタリア医学部入試では、Non-EU枠とEU枠に受験枠が分類されており、各受験枠により、募集定員や出願できる大学の数も異なります。
そして、募集定員は多くの受験生が志望校を決定する要因の1つになるため、自分がすでに志望校を決めていても、必ず確認する必要があります。
今回は、2025年8月8日にイタリア教育省(MUR)が発表した情報をもとに、IMAT2025のEU枠・Non-EU枠の募集定員とIMAT2024との比較をまとめました。
後半では、募集定員を志望校選びを決定するのに利用すべきか、志望校を決めた後の入試対策の手順は何か、なども解説していますので、最後までご覧ください。
それでは早速、本題に入ります。
IMAT2025とは?

IMAT(International Medical Admissions Test)は、イタリア国立医学部英語コースの入学試験の略であり、2025年9月17日に実施されました。IMATは年に1回、全大学共通の入試(筆記試験)を受験し、その総合得点で合否が決まります。
IMATには日本の医学部入試とは異なり、面接試験や書類審査はありません。ただし、出題科目が多岐にわたる・受験生のレベルが高いことを考えると、IMATに特化した対策を少なくとも6ヶ月程度はおこなう必要があります。
IMATの詳細や出願できる大学などは下記記事で解説しています。

IMAT2025の募集要項は下記記事で解説します。
IMAT2025の募集定員

IMAT2025(2025年度のイタリア国立医学部入試)では、イタリア医学部合計の募集定員数はEU枠が952名、Non-EU枠が530名となり、アルバニア(イタリアではない)にてローマ・トルヴェルガタ大学が150名のNon-EU枠の募集定員を設けているため、それらを含めると、全体の募集定員数は1,632名となっています。
EU枠の場合はすべての大学、Non-EU枠の場合は原則として1校のみに出願できます。
| 大学名 | Non-EU枠 定員数 | EU枠 定員数 |
|---|---|---|
| ミラノ・ビコッカ大学 | 18 | 30 |
| ミラノ大学 | 15 | 55 |
| トリノ大学 | 32(*注) | 70 |
| パヴィア大学 | 40(*注) | 103 |
| パドヴァ大学 | 25 | 75 |
| パルマ大学 | 45 | 75 |
| ボローニャ大学 | 20 | 130 |
| マルケ工科大学 | 60 | 20 |
| ローマ・サピエンツァ大学 | 13 | 45 |
| ローマ・トルヴェルガタ大学(ローマ校) | 20 | 60 |
| ローマ・トルヴェルガタ大学(ティラーナ校) | 150 | 0 |
| メッシーナ大学 | 56 | 55 |
| フェデリコ2世大学 | 45 | 25 |
| カンパーニャ大学ルイージ・ヴァンヴィテッリ | 50 | 60 |
| カターニャ大学 | 60 | 0 |
| バーリ大学 | 11 | 69 |
| カリアリ大学 | 20 | 80 |
*注:パヴィア大学やトリノ大学などではNon-EU枠に、中国人留学生のためのマルコ・ポーロ枠が含まれており、実際のNon-EU枠の募集定員はより少なくなります。
(例)パヴィア大学:5名、トリノ大学:2名のマルコ・ポーロ枠あり
IMAT2024との募集定員の比較

IMAT2025とIMAT2024の募集定員をNon-EU枠・EU枠ともに比較しました。
| 実施年度 | EU枠全体の定員数 | Non-EU枠全体の定員数 |
|---|---|---|
| 2025 | 952名 | 680名(530名+150名) |
| 2024 | 919名 | 475名 |
IMAT2024と比較し、IMAT2025では、EU枠・Non-EU枠ともに募集定員は増加しています。具体的には、EU枠は33名、Non-EU枠は205名の募集定員が増加しました。
大学別に見ると、ボローニャ大学では、EU枠のみ募集定員が増加し、EU枠の募集定員が97名から130名になりました。カターニャ大学では、EU枠の募集定員が30名から0名に減少し、Non-EU枠の募集定員が30名から60名に増加しました。
また、フェデリコ2世大学では、EU枠の募集定員が15名から25名に、Non-EU枠の募集定員が25名から45名に、ローマ・トルヴェルガタ大学(ローマ校)ではEU枠の募集定員が40名から60名に、Non-EU枠の募集定員が15名から20名に増加しました。
他にも、IMAT2025からローマ・トルヴェルガタ大学(ティラーナ校)がアルバニアに新設され、Non-EU枠のみ150名を募集しています。
EU枠の募集定員(IMAT2025 vs. IMAT2024)
| 大学名 | 定員数(2025年度) | 定員数(2024年度) | 増減数 |
|---|---|---|---|
| ボローニャ大学 | 130名 | 97名 | +33名 |
| フェデリコ2世大学 | 25名 | 15名 | +10名 |
| ローマ・トルヴェルガタ大学(ローマ校) | 60名 | 40名 | +20名 |
| カターニャ大学 | 0名 | 30名 | -30名 |
Non-EU枠の募集定員(IMAT2025 vs. IMAT2024)
| 大学名 | 定員数(2025年度) | 定員数(2024年度) | 増減数 |
|---|---|---|---|
| フェデリコ2世大学 | 45名 | 25名 | +20名 |
| ローマ・トルヴェルガタ大学(ローマ校) | 20名 | 15名 | +5名 |
| ローマ・トルヴェルガタ大学(ティラーナ校) | 150名 | 募集なし | +150名 |
| カターニャ大学 | 60名 | 30名 | +30名 |
ローマ・トルヴェルガタ大学(ティラーナ校)は、2025年度入試で新設されたキャンパスです。Non-EU枠のみの募集であり、募集人数は150名とイタリア医学部でも最大規模の募集定員となっています。
医学部の志望校選びに定員は考慮すべきか

考慮すべきか否かで言えば、考慮すべきでしょう。
特にNon-EU枠を受験する場合は募集定員が非常に限られており、大学によっては十数名程度しか募集していないため、受験者のレベルにより、合格最低点が大きく左右されます。そのため、確実に合格を狙うのであれば、イタリア医学部入試の定員数を見極め、受験大学を決めるのも手といえます。
大学名で言えば、バーリ大学(11名)、ローマ・サピエンツァ大学(13名)、ミラノ大学(15名)、ローマ・トルヴェルガタ大学(ローマ校)(20名)、ボローニャ大学(20名)あたりです。これらの大学は受験者のレベルによって点数が前年度の入試と比較して急激に変動する可能性があることに注意してください。
また、逆に募集定員が多いからといって合格しやすいわけではない点に注意してください。募集定員が多いことが安心材料と考え、実質的に1校しか出願できないNon-EU枠では、募集定員が多い大学に出願する「安定志向」の優秀な受験生も一定数います。前年度の合格点や実質倍率、立地・カリキュラムなど、総合的に判断し、最適な医学部を検討することをオススメします。
mirunoteのイタリア医学部留学サポートの志望校選びの面談でも様々な要素やデメリット・メリットを比較し、受験生の希望条件を満たす最適な医学部をご提案しています。
イタリア医学部受験で考えるべき5つのこと
最後にイタリア医学部に合格するために考えるべきこと5つを解説します。
これら5つの事項を確認し、受験勉強に励んでください。
- 志望校をはっきりと決める
- 志望校の難易度と自分の差を考える
- 勉強スケジュールを決める
- 基礎の基礎から完璧にする
- 過去問対策をおこない、傾向を把握する
それぞれのポイントを解説します。
1. 志望校をはっきりと決める
まずは志望校をはっきりと決めましょう。
志望大学を明確に決めなければ、必要なことも見えてきません。何点を目指すべきなのか、どの分野を中心に学習していくのか、試験までどれだけ勉強すれば良いのかなどもはっきりさせます。
IMATで70点を目指す勉強法と60点を目指す勉強法は全く違います。対策の仕方・集中すべき科目や分野、戦略などもすべて変わってきますので、受験勉強を始める前に決めてしまうことを推奨します。
2. 志望校の難易度と自分の差を考える
志望大学を決めたら、志望校の難易度と自分の差を考えます。例えば、志望大学の昨年の合格最低点が60点で、昨年の過去問を解いた結果が40点であれば、点数を20点上げる努力が必要です。
もちろん、試験の結果は相対評価のため、これだけでは正確に判断できませんが、弱点を克服し、どの科目を得意科目にすべきか、どの科目でなら点数を落としても良いかを明確にし、日々の学習スケジュールに落とし込んでいきます。何も考えずに勉強しても、目標点数に到達することはありません。
イタリア医学部入試を攻略する上では、志望校の難易度と自分の差を正確に測り、これからすべきことを明確にできるかが極めて重要です。自分では判断できない場合は迷わず、相談してください。
IMAT2位合格者のmirunote個別指導塾長が個別面談をおこない、適切な志望校選び・学習スケジュールの立案をサポートします。オンライン相談をご用意ください。
3. 勉強スケジュールを決める
「今、何をすべきか」「これから何を勉強するべきか」が明確になったら、具体的な勉強スケジュール・利用する教材と勉強する優先順位を細かく決めていきます。具体的には「生物はこの教材を使う」「化学の学習日は月曜日」など、使用教材と勉強する曜日(日にち)まで詳細に計画します。
また「●月までに過去問で〇〇点を取る」「●月までの模試で〇〇点に到達できなければ優先順位を変更」など、大まかな勉強スケジュールを決めると、勉強が捗らないといった事態を防げます。
ただし、勉強スケジュールを自分1人で決めると、そもそも達成不可能である無謀な学習計画を立ててしまったり、入試本番までに出題範囲を全て網羅することができない場合もあるため、mirunote個別指導塾長やmirunote講師陣にご相談ください。受験生の特性を活かした勉強スケジュールを計画します。
4. 基礎の基礎から完璧にする
IMAT(イタリア国立医学部入試)では、基礎的な問題を含め、応用問題も出題されます。基礎的な問題は定義問題などの非常に簡単な一問一答も出題されますが、問題演習ばかりこなしている人は定義などの基礎中の基礎を疎かにしている人も多く、失点しまう場合もあります。
イタリア医学部入試は「誰もが解ける問題で失点しないこと」「難問や奇問では点数が取れればOK、減点されないこと」ができれば、合格できます。
まずは基礎の基礎からマスターできるように取り組んでください。英単語、計算問題、定義なども丁寧に確認し、日々、受験勉強に励んでください。
5. 過去問対策をおこない、傾向を把握する
IMATの傾向をつかむと勉強計画に反映しやすいため、過去問対策も必要です。イタリア医学部受験では幅広い試験科目を課されるため、早めに医学部入試の傾向を掴む必要があります。志望校の難易度(合格最低点)と自分の差を確かめる意味も含め、過去問で力試しをしてみましょう。
IMATは2023年度から出題機関が変わっているため、2023年分〜のIMATの過去問に取り組むことをオススメします。毎年、入試傾向が異なるため、出題傾向を把握することは困難ですが、ある程度の時間配分や勉強すべき範囲・深さなどは判断できるでしょう。
IMATの過去問を利用して効率的に入試対策をしたい場合は、mirunoteのイタリア医学部留学ナビ(メンバーシップ)やnote有料記事、公式ブログなどをご確認ください。

まとめ:イタリア医学部受験に合格するならmirunote

今回は、IMAT2025の募集定員(EU枠・Non-EU枠)とIMAT2024との比較を紹介しました。
IMAT2025年度は前年度と比較し、EU枠・Non-EU枠ともに募集定員が増加しています。特に、Non-EU枠においては、アルバニアのティラーナにローマ・トルヴェルガタ大学(ティラーナ校)が新設され、150名の募集定員が追加され、大幅に募集人数が増加しました。
| 実施年度 | EU枠全体の定員数 | Non-EU枠全体の定員数 |
|---|---|---|
| 2025 | 952名 | 680名(530名+150名) |
| 2024 | 919名 | 475名 |
大学ごとの募集定員は志望校を選ぶ1つの情報とはなりますが、募集定員の多さや少なさで医学部選びをするのは非常に危険です。前年度の合格点や実質倍率、立地・カリキュラム・特色・卒業後の進路・進級率・卒業率など、総合的に判断し、最適な医学部を検討することをオススメします。
また、「イタリア医学部受験の対策をしたい」「志望校選びに困っている」「IMATの得点を伸ばしたい」という方は、mirunote個別指導の体験授業にお申し込みください。
mirunoteはIMAT2位合格者が運営するイタリア医学部入試対策に特化した学習塾です。IMAT上位合格者によるマンツーマン授業やイタリア医学部入試対策講座(オンラインコース)など、イタリア医学部入試を攻略するための受験サポートを、これまでボローニャ大学やミラノ・ビコッカ大学、ローマ・サピエンツァ大学などの名門のイタリア国立医学部や、イタリア私立医学部のすべて、全大学に合格実績があり、毎年、イタリア医学部に多数の生徒さんが合格・留学されています。
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今回は、以上です。


